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■トランプ大統領を痛烈にパロった同人誌■
2017-07-01-Sat  CATEGORY: 書籍

「アメコミ世界でも暴れまくる大統領を見よ」


これはアメリカで頒布された同人誌でコミックアーチスト
「R. Sikoryak」氏による作品です。


編集長がこの同人誌を知るきっかけとなったのは、イラストレーター「横田守」さんによる5月22日のTWEET
「凄い本を買って来た!(多分同人誌)」
https://twitter.com/yokotamamoru/status/866821384772751362/photo/1
を見たことでした。

元ネタでは街中で暴れるハルクの姿を描いた表紙なのですが

こちらの「The Unquotable Trump」はハルクがトランプ大統領と入れ替わっていて、かの有名な台詞「I ALONE CAN FIX IT」(訳=問題は私が一人で解決してみせる)を叫びながらあらゆる攻撃を跳ね返しているという構図です。打たれ強さでは歴代大統領随一な感じのトランプさんだけにハマッた絵になっています。

「The Unquotable Trump」はTumblrに専用のページが開設されています。

「The Unquotable Trump」
https://unquotabletrump.tumblr.com/

こちらで大統領シリーズが殆ど見られるようです。これらのシリーズの元ネタが2016年の大統領選挙キャンペーンでのトランプ大統領自身による発言であることが、ある意味恐ろしい気がします。

折角なので他の作品もいくらかご紹介したいと思います。


こちらも非常に解りやすい作品です。元ネタは劇場映画が公開間近の「ワンダーウーマン」。最初期シリーズの表紙になります。

「NASTY WOMAN」とは日本語訳で「不愉快な女」「ろくでもない女」といった意味になります。これは米大統領選のテレビ討論会でトランプ大統領が対立候補のヒラリー・クリントン女史を評した発言「Such a nasty woman」が元です。

Trump: Clinton such a nasty woman(YOUTUBE)
https://www.youtube.com/watch?v=Q2KOQfZ0Zd0&feature=youtu.be

合衆国で初めて大統領の座にリーチをかけたパワフルな女性、ヒラリークリントンさん。姿はワンダーウーマンそのままですが、城壁の上からトランプを投げ飛ばす力強い勇姿にトランプが負け惜しみで「なんて不愉快な女だ!」と言っている愉快な構図です。

ヒラリーさんが大統領に就任していれば本当に負け惜しみとなったのですが…


元ネタはマイナー作品「NIGHT NURSE=夜勤看護婦」。元ネタでは病院に潜入した殺し屋から身を挺して患者を守る看護婦の姿を描いた表紙ですが、パロディの方では下に書いてある「THE CURE FOR OBAMACARE」のようにオバマ大統領の導入した健康保険政策「オバマケア」の改廃案がテーマになっています。

パロディ表紙での発言は2015年にダラスの「アメリカンエアラインセンター」で行われた演説から引用されているようです。

8 Donald Trump quotes on healthcare — 'Repeal it, replace it, get something great!
http://www.beckershospitalreview.com/hospital-management-administration/8-striking-donald-trump-quotes-on-healthcare-repeal-it-replace-it-get-something-great.html
編集長の語学力では正確な翻訳は難しいのですが、おそらく「我々はオバマケアの廃案を目指す。最悪でも改案することによって我々はより偉大になれる」と言った意味のようです。

元ネタの「夜勤看護婦」では殺し屋に「患者を撃つなら先に自分を撃て」と勇敢に言いはなっている看護婦ですが、パロディの方では一方的な暴言に困惑しているように見えます。賛成とも反対とも言いかねる様子はオバマケアが当初に意図した結果をもたらさなかったらしい米国の医療と健康保険事情を反映しているように思えてなりません。

その他にはこのような作品が描かれています。

























編集長が探した範囲では発言内容に相応しい元ネタをチョイスして多くの風刺作品が描かれています。アメコミを原著で読むような方なら大いに楽しめるでしょう。

ちなみに同人誌は以下のページで販売されているようです。

atomicbooks. unquotable-trump
https://atomicbooks.com/products/unquotable-trump

また作品そのものが話題になったのか、商業誌での出版も決まったようです。

The Unquotable Trump (英語) ペーパーバック – 2017/11/7
https://www.amazon.co.jp/Unquotable-Trump-R-Sikoryak/dp/1770463046

秋葉原ではアメコミ専門店「ブリスター」さんに入荷すると思います。

アメコミ専門店「ブリスター」
http://www.blister.jp/store/

アマゾンの大規模詐欺が収束したのかイマイチ解らないので、アマゾンでの購入に躊躇している方はお店に相談されると良いかと思います。

■最後に、文中の日本語訳はWEBの翻訳などを参考にしましたが、必ずしも正確では無いと思いますので、トランプ大統領の発言内容に興味のある方はご自身で調べて下さい。
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■劇画ロードショー発掘情報01■
2017-01-19-Thu  CATEGORY: 書籍

「2300年未来への旅&友よ静かに死ね」




別冊ビバプリンセス 昭和52年4月25日発行 春期号 掲載


「友よ静かに死ね」1976年フランス映画。主演=アラン・ドロン
作画=山智子。39ページ

アラン・ドロン主演映画の劇画(少女漫画)。本編を鑑賞していないのでコメントは省略。残念ながら紙とインク色の相性が最悪で裏移りが激しく見れた物ではありません。


「2300年未来への旅」1976年アメリカ映画。主演=マイケル・ヨーク
作画=岡崎沙実。51ページ

ディストピアを舞台にしたSF映画の劇画(少女漫画)。本編を観たのが大昔なので、うろ覚えですが、だいたい原作映画に沿った内容かと思われます。こちらもインクの裏移りが激しいのですが、後半のページはいくらかマシなのが救いです。

「別冊ビバプリンセス」は秋田書店発行の少女漫画誌。昭和52年という時期も月刊少年チャンピオンでの掲載が末期にさしかかっており、新たな方向性を模索していたのかもしれません。念のために前後の号数冊を確認しましたが劇場映画原作の作品は見あたりませんでした。編集部が予想したほど反響がなかったのかもしれません。秋田書店は少年誌、青年誌に加えて少女誌でも「劇画ロードショー」系列の作品を掲載していたことが確認できました。引き続き、系列作品の発掘を続けたいと思います。

■劇画ロードショー リスト■

■劇画ロードショーの世界■
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■冬の同人読書週間2017~安奉工房■
2017-01-15-Sun  CATEGORY: 書籍

「ミリタリーイラストの世界に新星現る」


「Under the Light」

安奉工房

先ずは作者のPIXIVページにて作品を観ていただきたい

安奉工房=「安倍奉師さんのPixivページ

安倍奉師さんのTwitter

雰囲気バツグンの軍艦、戦車、航空機、そして潜水艦のイラスト

作者である「安倍奉師」さんが冬コミで初の個人誌イラスト本を頒布しました。それがこの本「Under the Light」です。

編集長がコミケでこの新刊を見たとき、てっきりベテランイラストレーターによる商業作品の再録本かと思いました。模型のパッケージイラストに使われていてもおかしくない荒々しさと情景を感じさせる戦場の風景。

ところが作者の安倍奉師さんはお話ししたところ二十歳そこそこのフレッシュな新人だったのです。いや、ビックリしました。

軍艦や航空機への愛情と情熱を持つ素晴らしい新人の登場です。諸手をあげて歓迎しますよ。どんな業界でも高齢化が進み若年層の新人が現れないと衰退します。軍ミリの世界でも中高年の層が厚く行く末が気がかりではありましたが、安倍奉師さんのような実力を感じさせるニューフェイスの登場は嬉しい限りです。軍ミリ界隈の自称「マニア」さんには是非とも重箱の隅をつつくような真似はせずに、新たな才能を善導していただきたいものです。
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■冬の同人読書週間2017~旧騎士団■
2017-01-10-Tue  CATEGORY: 書籍

「怒りのデスロード!スタート5秒前!!」


「FURY DEATH ROAD」

旧騎士団

世界的なヒットとなった「マッドマックス怒りのデスロード」。その主人公とも言えるフェリオサを中心に描いたオリジナル作品です。

作者は巨乳な作画が特徴的な「旧騎士団」さん。「キャプテン・コマンドー」シリーズでも素晴らしいアクションとモリガンをはじめとした格闘ゲームキャラを超巨乳に描くスタイルで熱い支持を得ていますが、本作(2016年8月発行)は完全にアメコミスタイルで描かれていて、擬音も英語、台詞はバイリンガル表記と気合いの入り方が違います。

物語はフェリオサが美女達を連れて脱走する前日の出来事を描いています。敵対組織に攫われた女を奪還すべく出動したジョーと手下達。首尾良く無傷で女を奪還したフェリオサだが、連れ戻されることを拒否した女はフェリオサの眼前で自らの命を絶ってしまう。囚われの女たちの苦悩を知るフェリオサが脱走を決意するまでを描くのが本作「FURY DEATH ROAD」です。

ページ数こそ20ページと少なめですが、秋葉原のアメコミ専門店「ブリスター」で売っていても違和感ない完成度ですよ。
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■冬の同人読書週間2017~TEX-MEX■
2017-01-09-Mon  CATEGORY: 書籍

「広江礼威に泣かされるとは…」


「19420605参」

TEX-MEX

一昨年末から続いていた広江礼威さんの「艦これ」シリーズが冬コミの新刊で完結した。

大真面目に言って、この人の作品で泣かされるとは予想もしていなかったので我ながら驚いている。

既刊を読んでいない人も、昨今なら中古価格が手頃になっているので、是非読んでみて欲しい。広江さんお得意の下品なギャグとエロを封印して最後までシリアスに描ききった加賀の物語は読み応えがある。

もっとも作者の広江さんは読者が感動したなどと言っても鼻で笑いそうではあるが。ブラックラグーンの双子編でも心が動かされなかった編集長も歳取って涙もろくなっただけなのかもしれない。

一つだけ言えるのは、今回の新刊、雪風の笑顔と加賀の感極まった表情が、本当に素晴らしいビジュアルだということです。雪風が語り終えたあたりになると編集長も目汗ドバドバでしたよ。

そんなこんなでラグーンの再開にも期待が高まる編集長でした。

今思い出したが、いつだったか、広江さんがtwitterか何かで、中断しているラグーンに登場する中つ国のスパイ眼鏡がボロクソに犯られる漫画描きたいとか言っていたな。凄く読みたい。

■コメントレス■
>レマ様。昨日のティアでは良い本は見つかりましたか?お元気そうで何よりです。
土曜日のムーパラで良い本が見つかったので楽市でお見せしたいと思います。
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