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インディペンデント通信社南町支局
■コミケットサービスの閉店を惜しむ■
2017-11-04-Sat  CATEGORY: 書籍

「池ノ上から下北二号店の思い出」

今年末に下北沢にあるコミックマーケットの実店舗「コミケットサービス」が閉店するとの告知がありました。先ずはお店のスタッフの方々に長年お疲れ様でしたと言わせてください。

今年になってからも5回ほど行きましたが、元々狭い店内が在庫で身動きできない状態になっていたので、遠からず通販専門になるとは思っていましたが、閉店は実に残念です。

同人誌という形態ならジャンルを問わずに手広く扱うのが基本で、現在の店舗になってからは男性向けアダルトを扱わなくなっていましたが、それでも創作系のマイナージャンルや作家の本が彼方此方に潜んでいるので、個人的な掘り出し物を探すのが楽しみでした。
なによりコミケ準備会直営の店だけあって、カタログを買いに行くと開催直前のいろいろな情報を教えて貰えるので助かっていました。一時アキバでは品薄だった企業ブースパンフも確実に貰えましたし。

池ノ上にあった店舗は、それはそれは狭い店でした。来店者が身動きできるスペースは畳一畳ぶんほどしか無かったと記憶しています。特に良く覚えているのは、当時の人気サークルの中の人がよく出入りしていて、新田真子さんがレジに座っていることもありました。しかも本人の目の前に陳列してあったコピー誌が「魔法少女ダイアナ」の複写海賊版。これがまた新田さんらしいエピソードなのですが、表紙に本人による直筆で「これは偽物です」との文字とダイアナのカットまでマジックで描いてあって笑わせてもらいました。もちろん買って帰りましたよ。

その後、下北沢の茶沢通りに店舗を移し、取扱商品の点数も大幅に増えて、こちらでも実に沢山の同人誌を買い求めました。この時期のコミケサービスが一番多くの人に記憶されていると思います。自分にとっても女性向けジャンルに足を踏み入れるキッカケを得ましたし、コミケ直前になると知り合いが自然と集まるので情報交換に華が咲きました。現在、駿河屋さんでお勤めの某氏と交差点の角にある(あった?)飲み屋で冬のさなか、店外の炬燵席で大いに呑んだことも記憶に新しいところです。

現在では、まんだらけやケイブックスも同人誌のジャンルや作家による区分けが細かくなっていますが、昔はコミケサービスの棚が非常に細かく分かれていたので、具体的な作家名やサークルが決まっていれば探すのが実に容易でした。店員さんの知識が恐ろしく深かったところも他店をリードしていました。

二号店に比べると倍は広かった一号店ですが、最後には通路に箱が所狭しと並べられて本の探すのが難儀になりました。この時期には男性向けアダルト同人誌も結構な量があったので他の店で値段が上がってきた本を少し安く手に入れたこともあったし、評論系同人誌をまともに扱っている中古店がここしかなかったので面白い本をいくつも手に入れることが出来たのは良い思い出です。

そして現在の場所にある下北沢二号店も今年の年末で閉店。場所柄、賃料も高いと思いますし更新時期や採算の問題でもあったかもしれません。なににせよ寂しくなります。
勤めの時間や休みが合わない知人とも、週末に行くと何故か会えたりすることが多かった場所ですので、同じような場所が新しくできれば嬉しいのですが。
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