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■夏の同人読書週間④~charm■
2008-08-26-Tue  CATEGORY: 書籍

「水銀燈煩悩妄想大変態巨編…完結」

080826a「恋する惑星3」charm
トシヒロシさんが描く「水銀燈煩悩妄想大変態巨編」も遂に最終巻となりました。先ずは完結へのお祝いを申し上げます。思えば1年半の間にWEBのHPに発表され続けた「恋する惑星」シリーズをどれほど楽しみにしていたでしょうか…

水銀燈がジュンへの想いを募らせて、次第に出口の無い迷宮のような妄想の世界へ踏みこんで逝く有様を描いた「恋する惑星」
…ただでさえ、薔薇姉妹の中で圧倒的とも言える水銀燈の人気を爆発的に(当社比)加速させたトシヒロシさんの罪深い作品は、コミケ準備会が設立を予定している同人誌図書館においてジャンル別の推薦図書になることは疑いがありません
ちなみに巻頭に前巻までのあらすじが書いてありますが、全く意味がありません。なぜなら、次のページから繰り広げられる展開が「前後の繋がりが全く読めない」あまりに異次元的な内容だからです

食人蛮族に捕らわれた水銀燈が「真紅」女王と取り巻きの薔薇姉妹の眼前で巨大な鍋に「日替わり鍋の具材」として放りこまれる…

この流れは作品冒頭の印象としてはあまりに強烈で意味が分かりません(泣)
これはメグが病室のベットで見た悪夢なのですが、なかなか帰ってこない水銀燈を思いやるメグの妄想(「歓喜に震えるあなたの花びらを…」といったガチエロ)も酷く病的でダメ人間パワー全開です(爆)
最終巻の大筋は、水銀燈がジュンを「nのフィールド」内の自宅?へ迎えて2人だけの「淫らな時間」を過ごす計画を企てたものの、それを察知した「凶悪な真紅達」の来襲によってメチャクチャにされる…といった物語なのですが

毎回お馴染みの「全く必然性の無いエロ満載」なので
読むほうも大変です…人形だけどね

1巻と2巻で散々に虐められたため、すっかり受けキャラになってしまった水銀燈の…目汗無くしては読めない虐められっぷりを「これでもか」と堪能できます。また、真紅と翠星石のジュンを賭けた女の闘いの激しさ(銀ちゃんの自宅は完全崩壊)、薔薇姉妹達の酒席での乱れっぷリ…例えれば「プライド」や「品格」「気高さ」を賭けた野球拳のような有様に眼が離せません…人形だけどね

最終的には水銀燈がメグの病室に逃げ帰り、一夜の狂騒が終わるところで物語も終了します。アリスゲームとか、姉妹の絆とか、運命の歯車とかは賞味期限が切れたようなので放っておきましょう

トシヒロシさんの作風はデジタル処理を最大限に活用しておきながら、温かみがあり、達人が一筆書きで見せるような疾走感も感じさせます。ラフに見える画面にも地味な処理の工夫があり、古典的な漫画のお約束や表現も上手にとり入れて読者を飽きさせません。デジタル処理する作家さんの特徴に「画面の白さ」があるのですが、トシヒロシさんは積極的に黒ベタを用いて画面にメリハリをつけている点が好感を持てます
ストーリーは「無茶苦茶」としか言いようがないのですが、それが読後のマイナスイメージに繋がらないところが作者の力量と言えるかもしれません

最後に、この本は「水銀燈」がメインなのですが、金糸雀と雛ファンに強くお勧めできる本でもあります。アニメでもイマイチ存在感の薄かった金糸雀ですが「恋する惑星」では完全な脇役に甘んじているにもかかわらず、要所で頼もしい「姉としての」姿を見せてくれます。また雛も全編を通して愛らしい姿を見せてくれ、水銀燈や真紅の醜い争いの背後で物語が狂気に支配されないように頑張っています

トシヒロシさんの次回作に期待しましょう
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