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■冬の同人読書週間⑦~もんしろ社■
2009-01-19-Mon  CATEGORY: 書籍

「なあ…現代美術ってなんなんだ?」

090119a「現代美術 買い方 vs 売り方」もんしろ社
冬コミではなく、晩秋のコミティアで購入した本です。タイトルだけ読むととても同人誌とは思えませんね。個人的にもこの本を手に取ったときに「面白い本」だとは思いませんでした。ちなみにアートの世界に通じている人ならば表紙のイラストがアンディ・ウオーホールの作品のパロディになっていることに気が付くでしょう
この本は架空の異星人が地球の現代美術を購入する目的で来訪するところから始まります。彼は銀座、アメリカ、パリにおいてそれぞれ「何がナンだか分からない」シロモノを美術品として購入することとなります。もうお分かりのように、彼は「お金はあるが美術業界の基本的な戦略を全く知らない一般人」の代弁者として描かれているのです
彼が銀座で購入するモノは実在する特定の美術品を示唆しているのか分かりませんが「知識のない」編集長が見た限りでは「大きなペンチ」以外の品物ではありません。彼はこの「大きなペンチ」を、金額は不明ですがたいそうな高額で購入することとなります。なにせ、ギャラリーの経営者が「店の外の路上まで」見送りに出るほどの金額だったのですから

次なる第2幕ではアメリカの広大な大地が舞台になります。彼は購入した「現代美術の権利」を行使して大がかりな土木工事に励んでいるところです。何故に土木工事?と思うのですが彼が購入したのは「1960年代後期の大地の美術(アースワーク)」だったのです
「ググレ」というのも酷なので簡単に説明しますと「アースワーク」とは1960年代後半から70年代始めに流行したシロモノで大地を直接、掘ったり均したり人工的に景観を変えて人に見せる行為を「大地の美術」と呼びもてはやしたのです
当時の業界人に言わせれば鳥取砂丘にサインを描いて非難を浴びた学生の行為も「大地の美術」となるのかもしれませんね…
ちなみに彼が購入しようとしたのは「ロバート・スミッソン」の「らせん型の突堤」を再現する権利だったようです。しかし値が折り合わず限定的な条件しか入手できなかった腹いせか、彼が作り出したのは黄金の稲穂がたわわにそよぐ稲畑だったのです(笑)

第3幕はパリの画廊が舞台になります。そこで登場するのは、イブ・クライン。編集長も名前くらいは聞いたことのある人物です(芸術家と記述するには抵抗がある)
美術の世界ではかなり有名な人物のようですが「青く染めたスポンジを壁に貼り付けた」作品?や「耐火パネルにガスバーナーで焦げ目を付けた」作品?なんかをどのように解釈したらよいのか苦しみます
これらの作品?が目指したのは「絵画の非物質化」だそうです。何故にこのような方向性を目指したのか、知性と教養のない編集長には全く見当も付きません
誰か無知な編集長に「絵画を非物質化」する目的を教えて下さい

このパリの画廊で彼が購入したのは「非物質絵画的感受性地帯」 …なるシロモノ
…これは説明が非常に困難なので省略させていただきますが興味のある方は調べてみて下さい。頭が痛くなることは保証します
…編集長が読んだ限りでは、控えめに言ってもこの「非物質絵画的感受性地帯」購入取引は詐欺以外の何物にも思えません

とまあ、日頃使い慣れない言葉の連続に編集長も疲れてしまいました
そもそも「現代美術」とか「アート」という言葉に極めて懐疑的な編集長なのですが、この本を読んで疑問はますます大きく濃厚になりました
もし誰かがイブ・クラインの作品?と交換してくれると申し出ても、編集長としては目の前の額に納められている、ある尊敬する作家の描いた酒場の絵を手放すことなど考えることも出来ませんね
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