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■春の同人読書週間⑧~KEMONOMICHI■
2009-05-15-Fri  CATEGORY: 書籍

「瀟洒なメイドと夢みる鯨」

090515a「THE FLYING DUTCHMAN」 KEMONOMICHI
紅魔館のメイド長、咲夜が見た…ひとときの夢?をテーマにした短編です
教養に欠ける編集長には、いささか難解な物語でした。ですからストーリーの解説がかなりお粗末になっているのはご容赦下さい

「時を操る程度の能力」
永遠の時を海上に漂う幽霊船で過ごすことを強いられてきた亡霊達が咲夜の力に導かれるように姿を現した時、彼女の力は彼らにとって福音となるか、引導となるのか…
タイトルは有名なワーグナーのオペラ「彷徨えるオランダ人」から借用されています
「呪いを受け7年に一度上陸できるが、乙女の愛が得られなければ呪いは解けず、死ぬことも許されずに永遠に海をさまよわなければならぬ」
これはオペラにおいて幽霊船のオランダ人船長が自らの身の上を語った言葉ですが、彼らの悲運に同情して愛を約する娘ゼンタの役どころが咲夜のポジションになります

しかしこの本における物語そのものが、咲夜の見た幻想なのか夢なのか、あるいはレミリアの部屋で流れていたオペラ「彷徨えるオランダ人」の楽曲が我々の知る内容と違うのか…判然としません

とはいえ、この本の物語が理解できなくてもサークル「KEMONOMICHI」チヒロさんの描く絵があらゆる人を魅了する素晴らしい幻想体験であることは間違いありません
東方ジャンルに限定しなくても、同人の世界でチヒロさんに比肩する絵を描く人は少ないとすら思えます。前作のパチェを主人公にした連作も1巻の段階で既に相当の技術を披露してくれましたが絵画技法の熟達速度は新刊を楽しみにしているファンの期待を遥かに上回っています
20ページの咲夜の姿は凛々しくも華麗で…それでいて氷のような触れがたい恐ろしさも帯びています。これほど堂々とした咲夜の姿を目にしたのは初めてですよ。ページを切り抜いて額装し壁に掛けたいくらいです

目を見張るテクニックを披露してくれるチヒロさんですが、ここまで鉛筆での技法が高レベルになってしまうと、仮にペン入れによって原稿完成度の向上を目指すとすれば、昭和初期の児童向け絵物語で活躍したペン画の巨匠、樺島先生くらいまで描き込む羽目になりそうです…
が、嬉しいことに鉛筆原稿でもデジタル処理によって十二分な再現が可能なご時世ですから、これからも素晴らしい絵物語を見せてもらえるでしょう
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