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■夏の同人読書週間⑧~徒歩二分■
2009-09-03-Thu  CATEGORY: 書籍

「存在の全てをかけて手に入れる」

090903a「紫VS藍 総集編」徒歩二分
評判の高かったシリーズの総集編
今夏、もっとも待ち遠しかった1冊です
この感想は東方作品に通じている人にはなんら新鮮みのない文章かもしれないので、東方読みの人はスルーして頂いた方が良いかもしれません

カフェでページをめくり始めておよそ2時間
一気に読了しました。コーヒー冷めた…そして最初に戻り、もう一度読み始めてさらに1時間。近年まれに見る満足感の得られた作品でした

激しく、熱く、ひたむきな純愛モノ。バトルが中心でありながら果てしなく広がる世界観の描き方
紫と藍の出会いから主従が決まるまでの数千年にわたる物語を、輝夜や幽香、幽々子との交わりと、スカーレット姉妹との天地を引き裂くような死闘、そして紫が「キュウビ」と呼び続けた藍との戦いまでを描いた400ページの大作です
物語は、言葉も知らず自らの力の制御もできない少女の姿をした妖怪と、強大な化け物との戦いに明け暮れる狐妖怪「キュウビ」の出会いから始まります
キュウビが追ってきた犬の化け物を仕留めた少女。言葉も知らず自らの力の価値も分からぬ少女は、その異様な能力のためにキュウビに注目されます。少女の能力とは空間に歪みを生じさせて異空間から怪物を召還し使役することです
キュウビは少女と意思の疎通を試みますが、幼い少女とのコミュニケーションは上手くいきません
そしてある日、キュウビは次なる目標としてたどり着いた巨人族の集落を、少女が独りで壊滅させたとき、怒りのあまり彼女を捨て去ります
棄てられたことだけは理解できた少女は嘆き悲しみます。そしてキュウビの使い魔が少女に言いました「主人は貴方の能力に興味を失ったわけではない」と…
ここまでが第1章に当たる「フメイ」のあらすじです

物語は各々の道を生きる二匹の妖怪「少女=紫」と「キュウビ=藍」のたどる足跡を描きつつ、積み重なる紫のキュウビへの想いと、人間と暮らすことによって紫が自分の能力に覚醒する過程、出会いと別れ、最強とうたわれる幻想種、吸血鬼スカーレット姉妹との死闘、そして「恋い焦がれる相手の側に居続けるために、相手より強大になる」との決意を固めた紫と、世に自分より強力な敵が居なくなったため絶望していたキュウビ=藍の、お互いの存在理由を賭けた最後の、そして最初の闘いが繰り広げられます

その凄まじい闘いが「愛故に」であるため、編集長は「紫VS藍」を純愛モノと思うのです
なんと素晴らしく、なんと愛らしく、なんと悲劇的で読み応えのある物語なのでしょう!
激しいバトルや紫の可愛らしい一面が随所に登場する「紫VS藍」ですが、東方読みとして日の浅い編集長の目から鱗が落ちる場面もありました
例えば吸血鬼が、最強の幻想種たる所以を描く「ハカイ」「ケッカイ」の連作
紫の「境界を操る程度の能力」を表わす空間の裂け目に見られるリボンの意味
このリボンの存在理由を説いた作者の力に深い感嘆を禁じ得ません
二次創作の読者として、味わい深い喜びを堪能させてもらいました

283ページのレミリアの不敵な笑顔…

352ページの、はち切れそうな喜びに満ちた紫…

そしてラストに二人が交わす言葉のほほえましさ


多くの東方ファンが最高のストーリーテラーとして称える「徒歩二分」
編集長もその魅力に首まで浸かってます。リアルな喜びの乏しい毎日の生活を思うとき、このような作品が与えてくれる喜びは、代え難いモノです
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