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■夏の同人読書週間⑫~こげコロッケ■
2009-09-12-Sat  CATEGORY: 書籍

「あの人は、ずっとそこにいると信じてた」

090912a「永遠のあとに」 こげコロッケ

慧音が死んだ

妹紅は彼女の死に際に傍らに居ることが出来なかった
そして去りゆく彼女に「ありがとう」と言うことも出来なかった…
彼女が自分や他の人に「ありがとう」と言ってくれたと聞いても、本当は自分が彼女に一番大きい声でそれを言いたかったのに
妹紅を最も理解して、一番気遣っていた慧音は居なくなった。その損失感に打ちのめされ絶望した妹紅は冥界の門を叩く。そして妹紅の絶望を察した輝夜は密かに動き出す…
サークル「こげコロッケ」の作家、正木さんの夏コミの新刊「永遠のあとに」はいつもの「ゆるいコメディ」と違って「当然だと思いこんでいる日常の終焉」を描いた作品です

大事な人…いつでも会えると思っていて、それが当たり前だと思っていて、その場所に、その人が居るのが当然だった。だからその人が「そこに」居るのが、どれほど素晴らしく楽しく、心躍るありがたいことなのか、いつのまにか分からなくなっていた…
別れはいつか必ず訪れる。分かり切っていることなのに、突然その日が訪れることを覚悟していなかった…

「永遠のあとに」は、妹紅の心情と絶望感が痛いほど伝わってくる作品です
言葉にしなくてもお互いの気持ちは伝わっていると信じていた。だけどやはり言葉にして伝えておきたかったという心残りが、妹紅を予想できぬ行動へ駆り立てます
妹紅の行動は全ての読者に共感できる行動とは言えません。どちらかというと否定的な反応を示す読者の方が多いのではないかと思えます。それでも彼女の魂から吐き出される悲痛な叫びは、多くの読者の心を打つでしょう

夏…宴の終わりにふさわしい1冊でした
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