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■春の同人読書週間②~ゲンブンマガジン■
2010-04-11-Sun  CATEGORY: 書籍

「墜落事故現場にて」

100411a「御巣鷹山の暑い夏」 ゲンブンマガジン
まず最初にお詫びしておきます。編集長はこの本を購入しておりません
レビューする資格が無いと言われれば頭を下げるしかありません


本日、池袋のサンシャインにて開催された「サンシャインクリエイション47」にて漫画家の小林源文先生が主宰するサークル「ゲンブンマガジン」より頒布されたのが表題の本「御巣鷹山の暑い夏」です
会場にて見本誌を手に取り読み始めたら、その内容の凄さに引き込まれ一気に最後まで読んでしまったのです。しかし読み終わって我に返ると、そのあまりの凄まじさに打ちのめされ、とうとう代金を支払うことなく引き返す羽目となりました。先生、およびサークルの方には申し訳ないと重ねてお詫びさせていただきます

この本は85年の夏に発生した日本航空ジャンボ機の墜落事故現場で遺体の回収に従事した陸上自衛隊隊員の悲惨きわまる体験を描いた作品です

wiki 「日本航空123便墜落事故」

HPの紹介に「大人の事情で決してメジャー出版社から刊行できない問題作」とあります。本の巻末に小林先生のアシスタントを勤めていた中村氏から聞いた話を元に描いたと書かれていましたので、防衛庁への正式な取材を経ていないのが「大人の事情」であると推察できます。また、小林先生が中村氏の履歴を調べたところ、氏の所属していた部隊が事故現場に派遣された事実が確認できなかったので「中村氏が同僚や派遣された隊員達の語った内容をつなぎ合わせて自己の経験として話したのだと思う」とも書かれていました

墜落事故が起きたのは真夏の山中。現場に派遣された自衛隊員はそこで「この世の地獄」としか形容できない恐ろしい場面と遭遇します。真夏の山中において長袖のシャツ、手袋、マスクの着用が絶対的に必要であるだけでも体力の消耗は著しいのに、頭、手足、胴体、内臓が散乱する現場で「素手で」それらを集める作業の精神的疲労は想像も出来ません。時間と共に進む腐敗、亡骸をエサにして見たことがないほどに大きくなった蛆が地面をはい回る。心が麻痺するのと共に身体も麻痺し、大量の汗を流して脱水症状であるにもかかわらず配給された麦茶が喉を通らない…
「地獄」のただ中において理性や人間性を保持しようとする努力もむなしく徐々に狂気に支配され始める隊員も出ます。拾い上げた手足を振り回して奇声を上げる者も…

ある隊員が目の前に立つ男の足元を見るとスニーカーを履いている。「記録班か?」との誰何にも所属を答えられない男達。彼らは払い下げの制服を着込んで忍び込んだマスコミ関係者だった。とたんに隊員達の怒りが彼らに向けられて爆発する。男達は半殺しの目に遭い衣服をはぎ取られて追い返されたとか。それが誇張だったとしても、隊員達の多くが正気を失う一歩手前に居たことは事実なのでしょう

「何も考えるな」と心の中で繰り返し、拾い集める亡骸を「物」として認識するように勤めてきた隊員が、地面から引きはがした機体外板の下から昔のギャグマンガのように真っ平らに押し潰された遺体が現れるのを見て崩れ墜ちる様子は、この文章を綴るためとはいえ思い出すのが心苦しい場面でした
後に現場に派遣された隊員の多くがPTSDを訴えるようになったのは無理からぬことだと思います

あの事故に関しては多くの文献が出ていますが、文章ではなく「絵」で描かれた「御巣鷹山の暑い夏」のインパクトは強烈でした。作業に従事した全ての隊員に感謝の気持ちを贈りたいと思います。そして「この国に自衛隊は不要だ」などと言う輩は、中国朝鮮に帰れ。日本と「本当の日本人」には自衛隊が必要です
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コメント | | 2010-04-17-Sat 23:24 [EDIT]
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