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■同人読書週間コミティア特選■
2013-10-24-Thu  CATEGORY: 書籍

「前例がないワケワカメ」

先週末にコミティアが開催された。特に話題になるような作家が参加していたわけでもなく、通常運転のティアだった。天気がアレでなければ一年で最も良い時期だけに残念ではありました。そこで購入した本の中から2冊の同人誌をご紹介します

131024a「金銀プラチナを買い取る本」 山田養蜂場
こちらは「13世紀のハローワーク」で有名になった作家 ヤマーーダ さんの個人サークル
「13世紀」は面白い本で、読めば教養も身に付くエンタ性の高い同人誌で、編集長も大好きなシリーズです。タイトルが示すように13世紀頃の各種職業を面白オカシイ多数のイラストを用いて解説した本で話題にもなりました
その後「タンホイザア。日本を知る」というタイトルのイラスト本も発表しています
こちらは中世ドイツに実在した騎士兼詩人「タンホイザア」さんが現代に日本で暮らしつつ見聞した文化風習を手紙に仕立てた文章とイラストで解説するという本で、これまた面白い本でした
さて今回の新刊。どのような本なのか表紙を見た限りでは想像も出来ません。買って帰ったその晩。ジックリ見て、読みましたが…

なにがなんだか分かりません!

およそ前例がないほどワケワカメな本でした

しかし「ワカラン」では芸がありませんので非才な身ながら解説を試みるとしましょう

表紙のイラストをよく見ると背景に「即金買取」とか「安心価格」といった、どこかで見たようなフレーズが見られます。箱状の物体をさらによく眺めると「ディオール」「プラダ」「グッチ」などといったブランドネームや「貴金属」という言葉も見つかります。ここで本のタイトルをもう一度見てみますと…

「金・銀・プラチナを買い取る本」

なるほど、この箱状の物体は近年の日本各地にゴキブリの如く増殖して町の景観を著しく損なっている下品な「ブランド品・貴金属専門店」なのです

これが分かると本のテーマも把握できたと思います。森の奥まった場所で廃墟となった「ブランド品・貴金属専門店」。半分水没しており過ぎ去った過去の賑わいを派手な看板だけが思い起こさせます。この本は現金と余剰な贅沢品が人々の心を蝕む現代の世相に警鐘を鳴らす「ナウシカ」のような作品なのでしょう(全然違うという意見も)

ページを開いて最初の見開きに「妙にあの手の店が増えてきたよな最近」というタイトルのイラストが掲載されています。昭和を感じさせる古びた町並みを切り取った風景。学生達が写りこむ懐かしさも感じさせる風景に「金・銀・プラチナを買い取ります」という下品な店が紛れ込んでいます。実に鬱陶しいシロモノです。確かに最近、どこの町をうろついていても、ふと気が付くとあの手の店があるのに気が付きます。イヤな気分です

次のイラスト「最近あの手の店が増えてきたわね」は夕暮れの薄明かりの中、自転車に二人乗りで帰宅を急ぐ少年と少女。田んぼの水面は夕焼けで赤く、空高くまで立ちのぼる入道雲が夏を感じさせます。その背景にやはり鎮座する「買取王」の看板
田畑ばかりで民家も見えない場所にもかかわらず、周囲との協調を欠片も考慮していないその店を「赤」で統一されたカラーが夕暮れのなかで保護色のように包み込んでおり「這い寄るナントカ」的なイヤらしさを感じさせます。確かに、何故こんな場所に?と思うような住宅街の中にまでこの手の店を見つけたときはウンザリしたものです

3枚目は表紙のイラストですが「かつてこの手の店が栄えていた時代があったのよ」というタイトルになっています。店は放棄され樹海に沈むのをただ待つだけ…遠い未来でしょうか?しかし女の子の服装は現代的などこにでもある制服です。彼女が胸のリボンをキチンと締めているのを見ると、社会が崩壊したような遠い未来ではなく、現代か、まだ人々の営みが規律を基礎に成り立っているごく近い将来だと思えます。あの下品な看板が人々の生活の隅々にまで這い寄っている現在の状況が、遠くない将来には記憶だけに残る遺物と化している…そう感じさせるイラストです

しかしそうなると次のイラストはどんな風景なのでしょうか?急ぎページをめくると…

「空は丸かった。買取価格は妥当だった」というタイトル

真っ青な空。何故か青い空が写りこんで真っ青に見える地面を自転車に乗った少女が通り過ぎていきます。幻想的でもありますが美しい光景です。解説によるとここはボリビアに実在する「ウユニ塩原」という場所で見渡す限りの地面が白い塩で覆われています。そのため雨季に雨により冠水すると鏡のように空を写す特異な場所なのだそうです。ググル先生で画像を検索すると現実感のない風景がたくさん見られます

…しかしそんな幻想的な場所に割り込む赤い「お売り下さい」の看板…

何故ここに?

後に続くイラストも、どのページも「金・銀・プラチナを買い取る店」が存在感を主張しています。恋人達の逢瀬にも、流血沙汰の修羅場にも、三途の川の背景にも、あまつさえ、あんな場所やこんな場所にまで…

この後は説明が難しく、ネタバレにもなりますので止めますが、この文章をしたためている現状でも、この本のテーマが 全く 分かりません。見る人を悩ませ、悶えさせるのが目的なら完全に成功していると認めざるを得ないでしょう

実害のない悩みに悶えたい方には、実にうってつけの1冊ですよ

131024b「如何にして彼女は虜囚たりえたか」
ひらのまさのり
シンプルなギャグの本です。校舎の屋上に出るドアの鍵を手に入れた主人公。授業中にかこつけて独り自由を満喫しています
鍵を閉めているという安心感から調子に乗って服を脱ぎ捨てると、突風が服を彼方へ飛ばしてしまいます

折角だし持ってきた弁当を食べて
………


それどころじゃない!!!


ここから彼女の尊厳を賭けた時間との勝負が始まります
普通、全裸の女子高生とかが校舎をウロウロしているなんてシュチエーションは編集長が全力で大喜びする設定なのですが、こちらはさすがに悲惨な展開…
131024c
全裸のJKなのに…残念極まるこの表情…(泣)

「菜々子さん的な日常」っぽい漫画ですが気軽に楽しめるギャグ漫画でした

■最近のいろいろニュース■

ウルトラマンの「NG映像」発見
>撮影現場の写真はいままでも色々出たようだけど映像は見たい。是非、製品化を

立命大に100円朝定食登場 「第二のおふくろの味に」
>近所だったらベルボトムとか履いて食べに行きたい

アメリカ人のハロウィンの飾り付けが凄すぎる件 これが本場か…
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韓国猛毒食品リストを憤怒公開する!(1)酒から軽油、冷麺から大腸菌
>キムチ食べるなら国内製造品にしましょう

APEC、ASEAN:安倍総理の活躍を正確に伝えたウォールストリートジャーナル
>~また議長の締めくくり発言の中でも、安倍総理は17ヶ国首脳の中でただ一人2回言及された。中国を含む7首脳は1回言及され、残り9首脳は1回もされなかったので、ここでも安倍総理は特別扱いだった~

夜の京都散策へ行ってきたので写真貼ってく
>町並みの美しさが夜景だと際立つね

脱サラした姉がオサレなカフェをオープンした結果
>おばさん座りしながら一心不乱に赤本に取り組むJKとか眩しい

このゾンビ映画を作ったのは誰だ!『ワールド・ウォーZ』『ウォーム・ボディーズ』
>とりあえずF氏の反応待ち

フリマとかで掘り出し物見つけた振りするの楽しすぎ
>普通は掘り出し物を見つけても相手にバレないようにポーカーフェイスで買うのに、この人ときたら(笑)。自腹切ってネタに殉ずる姿は漢らしい
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コメント | | 2013-10-25-Fri 21:31 [EDIT]
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