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■そろそろ、このサークルについて書こう■
2014-11-03-Mon  CATEGORY: 書籍

「第一次大戦を描く。TROOPINGOUT」

第一次世界大戦の欧州をテーマにした作品を次々と発表して歴史系&軍ミリヲタの熱い視線を集めたサークルがある。「TROOPINGOUT」

サークル「TROOPINGOUT」は、作家の古屋氏による個人サークル。編集長の手元にある一番古い本が2011年の10月発行なのでサークルとしての歴史はそれほど長くない

同人誌の作家やサークルでも特徴の無いパロや4コマでヒッソリと産声を上げるところもあれば、意外性があったり珍しいテーマを取り上げる事によって、いきなり注目を浴びるサークルもある

サークル「TROOPINGOUT」の場合は後者だ。(*もっともこのサークルの場合は注目を集めたといっても非常に限定された層のものであったことは間違いない)

編集長が初めて見た(一応、作家の古屋氏に聞いた範囲では初めての作品らしい)本のテーマが「第一次世界大戦の欧州。塹壕戦のただ中で、伝書鳩による連絡を妨害するために徴兵された鷹匠の娘」が主人公のオリジナル作品「鳥と機関銃のお話」である

この、なんとも渋いというかスキマ過ぎるテーマに驚かされた

サークル「TROOPINGOUT」の記念すべき1冊目の個人誌は前後編の前編にあたり、宮廷の狩猟場で鷹匠を勤めた老人の孫娘というヒロインと、彼女を指揮下におく大尉の二人によって描かれる戦場の物語は、読む者に新鮮な印象を与えたことと思っている
続いて頒布された後編は、攻略に多くの犠牲を出した高地を陥落させるためにヒロインが鷹を使う話である

初めての作品であるらしい「鳥と機関銃のお話」に編集長が注目した理由は単純だ。それはこの作品の作者が「手間をかけて物語を描こうとしている」ことが明確だったからだ

読みやすく読者の視点移動が容易なコマ割り。キャラのポーズの多彩さ。様々な角度から意識して描く単調さのない絵造り。歴史物を描く上で必至な下調べを時間をかけて行っている事。そして、なにより話の進み方が実に分かりやすく停滞や脱線が無い点

並べてみれば、どれもこれも漫画を描く上で本当に基本的であり、古風とすら言える基礎に従った方式だ。だが基本的とはいえ、これがキチンと出来ている同人作家は少ない。特に描き始めたばかりの人は尚更である

初めての作品で、なかなかの技量を見せてくれた古屋氏に期待は膨らんだ

この作品を皮切りに「TROOPINGOUT」から以下のような作品が頒布されている
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「The Story of Bird and Machine Gun(前)」
>サークル発行1号?
「The Story of Bird and Machine Gun(後)」
>その続編
「Das Monstrum des Schutzengrabens」
>第一次大戦の塹壕を舞台にした「ジェヴォーダンの獣」的なショートホラー
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「La dent-de-lion」
>第一次大戦のフランス。後方の工場で戦車の修理に励む少女達の話
「WW1 french Light Tank Guide」
>上の本の少女達を主人公にしたフランスの戦車開発史解説。ちなみにルノーFTの操縦方法も解説されています
「紅茶戦線」
>第一次大戦の英軍塹壕を舞台に、水冷式機関銃の全力射撃で熱くなった水を使ってお茶を入れたという逸話を描いた話
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「第一次世界大戦とメイド服」
>壮年までの男が戦場に借り出されて人気の無くなった邸宅を舞台にしたメイドの労働と一般市民の銃後生活に関して解説した話。表紙が2種類有り
「八月の嬌声」
>カイザー・ヴィルムヘルム2世の誕生からサラエボ事件までの解説を中心に描いた絵物語。カイザー自身と周辺国の国主がことごとく美少女化された本
ちなみに表紙の女の子がヴィルムヘルム2世陛下だ!

以下の3タイトルは二次創作作品
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「QWEENS GAMBIT」
>ラストエグザイル銀翼のファムのパロディ作品
「Military Life of Squad 422 No.2」
>戦場のヴァルキュリアのパロディ作品。18禁
「GIRLSLOVE&PANZER」
>ガルパン。沙織と麻子の百合

あと確か「100年前シリーズ」の3が有ったはずなのだが手元にないので不明

2011年秋から今夏までの発行タイトルがこのようなものです

古屋氏のtwitterを読むと、やはり第一次世界大戦とそれに前後した時代の様々なテーマに関心をもっていることが分かります。一読者としては今後も同時代をテーマにした作品を期待できそうで嬉しい限りです

他の人がなかなか描かない時代と場所を選んだ点

それらを描くのに下調べと作画にかなりの時間をかけていることと、それを苦にしない熱心さ

作画技量が短期間に上昇していて今後もレベルアップが期待できる点

そして女の子を可愛く描くだけでなく、子供から老人までと背景も必要に応じてキチンと描けることなど

サークル「TROOPINGOUT」の古屋氏は作家気質として、初期の森薫さんに近い何かを感じると個人的には思います。もちろん森薫さんが非凡で凄まじい努力家である点は周知の事なので単純な比較はできませんが

上記のタイトルのなかで「八月の嬌声」はZINの委託で購入する事が出来ます。興味を持たれた方は是非手に取ってみて下さい

■コメントレス■
よければ楽市でお見せしますよ。あと布教のため余分に買ったタイトルが何冊か有るのでお分けできます
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コメント | | 2014-11-09-Sun 10:44 [EDIT]
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