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インディペンデント通信社南町支局
■夏の同人読書週間2015~うどんや■
2015-08-19-Wed  CATEGORY: 書籍

「自○相手の性転換せっくる始めました」

「自宅の風呂に入ると先に知らない裸の女が入ってる(上巻)」うどんや
久しぶりの新刊同人誌レビューです。個人的に発刊を待ち焦がれていた作品の満を持した登場で興奮を抑え切れません
モンハンのエロ同人誌でコミケのシャッター配置という、ある意味での頂点に到達した、鬼月あるちゅ&ZANさんの新刊。内容はタイトルそのまま。実に面白いシチュエーションの作品です
主人公(男)が自宅で風呂に入ると知らない女(表紙の美人)が入浴している。女は主人公を不審者と言いここは自分の家だと主張する。
ところが主人公が家族旅行の写真を見せると女は困惑する。両親と妹に間違いはないが自分が写っていない。代わりに幼少時の主人公が写っている。何故だ?


こんな展開で物語が始まります。プレビュー版が頒布されたのは数年前になるのでネタバレにはなりますが説明を続けます

女は平行世界の主人公に該当する人物。ただし女として生まれた。なにかのトラブルにより、男として生まれた主人公の居る世界へ現れてしまった。女は基本的に主人公の男と思考・趣味・生活様式がほとんど同じで、二人はこの異常な状況になんとか対応しようと四苦八苦する。基本的に引きこもり気味な生活のため(在宅労働者。自宅警備員ではない)、女の存在を家族に隠す事はできそうだが、そもそも女は自分の世界へ帰る事が出来るのか

SF的な状況を柱にしてコメディ要素と後半のエロ展開が組み合わさり、期待を上回る面白い作品となっています。また「うどんや」さんの作品と言えば作画の細かさも見所の一つ。ページ毎の密度が濃厚で、展開が読めないストーリーを読むワクワク感、細やかに書き込まれた背景や表情豊かな主人公と女の掛け合い漫才じみたやりとりを見る楽しさ、そして、エロに行き着くのは分かり切っているのだけど、どんな流れになるか想像する面白さを存分に堪能できます

お楽しみのエロは後半26ページほどで、主人公が童貞特有の稚拙な責めで女を追い込む前半と、女が主導権を握り主人公に騎乗位になって責める後半の2部構成となっていて、その状況の変化が、単に男女の違いで生まれた一人の人物による営みだと思うと実に興味深いです

長く二次パロで作品を発表してきた「うどんや」さんがオリジナルに全力で挑んだ力作。読み応えのある本です

コミケの後、あちこちでこの作品の反応を見ていたのですが、全体的に好意的な評価が少ないように感じました。コメディ要素の強い作品なので、エロ成分のみを求めていた人々には物足りなく感じるのかもしれません。まあ、エロにこだわる人はそれに特化したサークルや本が腐るほど有るのでそちらをどうぞとしか言えません

この本「自宅の風呂に入ると先に知らない裸の女が入ってる(上巻)」は、エロも重要だがとにかく読める、内容のある作品を求める人に絶対的な自信を持ってお薦めします
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